自閉症※の教育・支援における褒める・フィードバックの準備について書いています【詳細はこちら】。ただ「ほめる」だけでは、ほめた部分に気づかない話をしました。自閉症の人の中には褒められても、褒められているポイントに注目できずに、褒められたことを再現できない人がいます。偶発的に褒めても、何を褒められているのかに気づきにくい。。。。という内容でした。
●ゴールイメージとしての完成見本
今回は、褒める・フィードバックの準備として事前にゴールイメージを完成見本で伝えることの重要性です。
自閉症・発達障害の方は、見通しを持った行動が得意ではありません。様々な活動で完成イメージがなければ、何をやっていいかわからない、行動できない、自己流になってしまうなどの困難さにつながります。そこで重要なのは【本人に事前に完成イメージや到達点及び到達状態を伝える】ことです。
その1つの方法が【完成見本】という方法です。完成見本とは、組み立て等の完成したイメージを具体物、写真、絵などで提示します。
●完成見本で伝える要素
完成見本ではいくつかの要素を伝えます。
1つは、ゴールイメージです。何を目的とし、何が周囲が期待しているかを伝えるものです。そしてそれが褒めるポイントになります。「同じだね」っという感じです。
また、完成見本は、ゴールに近づいていることもわかります。ゴールに近づいていることが大きなモチベーションになります。
★青本『フレームワークを活用した自閉症支援』はこちらから(エンパワメント研究所)
★緑本『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』はこちらから(エンパワメント研究所)
★セット特価★ 「フレームワークを活用した自閉症支援」シリーズ2冊セット定価 3,740円 → セット価格 2,992円
Amazonでの購入ご希望の方は下のリンクからお願いします。
Facebookページはこちら
facebookページ ※facebookページのIDがない場合も観覧はできます。ご覧ください。