●自閉症支援における環境設定を進めるのに重要なのはX-DAYの日程を決めることです!
この記事は、熊本県玉名市の社会福祉法人きらきらの放課後等デイサービスのコンサルの時に書いたものです。
コンサルテーションを通して、構造化などの支援を新しく進めた実践です。
事業所が、構造化等の環境設定をするときには様々な重要な視点があります。書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』には、そのポイントを掲載しています※。
書籍には書けなかったのですが、ここで事業所、教室で構造化等の設定をする時にとても重要なポイントをお伝えします。
そのポイントは、
環境を変える日、その設定で支援を開始す日X-DAYの日にちを決めること
です。
その視点があるか、ないかで、環境設定できるか、だらだらと先送りになるかにつながります。
様々なセットアップのポイントはありますが、この日にちを決めることがないと、始まらないのです。
自閉症の人にとって、少しずつなんとなく環境設定が変わることは、混乱が続きます。
ある決まった日程に、変わる方がシンプルなのです。
準備をすすめながら、準備が終わってから開始するのでなく、準備の終わりの日程、支援スタートの日にちを決めてから、逆算して準備をすすめるのです。
今回の社会福祉法人きらきらでも、この方向で、写真のようなスタートが実現したのです。
※書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』120~121ページには環境設定=セットアップのポイントを、122~125ページには構造化をここのに合わせる構造化のチェックシートを掲載しています。これらのことを決めていき、実際に設定することをすれば、どんな事業所もある一定の水準でスタートできると考えています(完璧ではなく、そのあとに継続的な調整をしていきます)。
『フレームワークを活用した自閉症支援』については、講演、セミナー、書籍、facebookベージ等をご活用ください。
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はじめまして
放課後デイサービスの者です
構造化を始める予定です。
決まった日というのは、
例えば2回目の構造化を始める場合
前回と同じ日にちで始めるという認識で大丈夫でしょうか?
コメントありがとうございます。
二回目は、必ずしも前と日程を合わせる必要はありません。とにかく決めればいいです。
二回目の場合前にあわせるよりも、何らかの節目がいいです。たとえば、長期休みの後とか、週のはじめとか、月のはじめとかです。
二回目以降は再構造化になりますが、内容や変える幅、緊急性によってタイミングが変わります。
水野先生
ご返信頂きありがとうございます。
了解しました。
同じようなタイミングで行うほうが混乱が生じにくいということですね。
ご助言頂きありがとうございました
実施します。
この記事は、事業所のスタートの設定と、構造化がほとんどないところからの設定について書いています。
その後の再構造化がスタートや導入のタイミングと同じようにする意味あいは私は感じてません。
ただ共通するのは、決めることだけです。
水野先生
新しくできたばかりの放課後デイサービスで構造化がほとんどないところです。
これから構築していく予定です。
事業所と相談しながらですが
予定立てて決めて始めてみます
新しく始めるなら、最初少し頑張った法があとが楽です。
多目的スペースを限定して、エリアに意味を持たせる活動エリアの設定は最初からやった方がいいです。
そのあたりは、できれば他の記事や書籍、YouTubeチャンネルを参考にしてください。
あと、下の記事はできればご覧ください。大事な視点です。
https://bouzan-note.com/jiha/4044.html
水野先生
URLまでわざわざ貼って頂き
ご丁寧なアドバイスをありがとうございます
いつもYouTube、本などで
勉強させて頂いております。
今後ともこれからのご活躍を
応援してます!
ありがとうございました
こちらこそ。ご丁寧にありがとうございます。よろしくお願いします。