「どんな地域でも、どんな支援者でも、同じように一貫した自閉症支援ができること。」
そのために、地域や事業所ないに6つの考え方を広げ実践していただきたいです。
○6つの考え方
・自閉症の特性を軸とする
・個別化する
・アセスメントからはじめる
・実証された方法を活用する
・自立を目的とする
・親やチーム間の協働を重視する
また、「如己愛人(他人を自分のように愛する)」精神で、相手の気持ちや、相手の立場、相手に対する最善の方法を常に考えたアプローチを心がけています。
【自閉症教育・支援フ レームワークとは?】
支援者が、現場で指導・支援をするときに思いつきや感覚に頼るのではなく、一 定の 考え方をもってアセスメントをし、計画を立て、実施し、さらに調整する ことが重要で す。そのためには、指導・支援をするときの思考を支える枠組み (軸)が必要になります。 その思考の枠組みのことを自閉症教育・支援フレー ムワークと呼んでいます。
その自閉症教育・支援フレームワークをシートにしたものがフレームワークシー トです。 フレームワークシートは、指導・支援のプロセスの中で書き込みを行 いながらアセス メントをしたり、計画を立てたり、実施したあとに調整すると きに役立ちます。
「フレームワークを活用した自閉症支援」下のような皆さんに活用していただきたいです。
【自閉症の幅広い支援者の皆さんへ】
この本は、特定の支援者を想定せずに、幅広い支援者に活用していただきたいと考えています。
・特別支援教育に関わる教師
・保育士、幼稚園教諭
・障害児者施設の職員さん
・ヘルパーさん
・行動援護従事者・移動支援の従事者
・療育機関
・保護者(できれば周囲の専門家と一緒に)
「フレームワークを活用した自閉症支援」は・・・
何からはじめて良いか知りたい皆さん!
どのようにアセスメントするのか知りたい皆さん!
どのように計画していくのか知りたい皆さん!
自立支援の進め方を知りたい皆さん!
行動支援の進め方を知りたい皆さん!
協働支援チームで!
是非、ご活躍ください!
【コンサルタントの皆さんへ】
この本は自閉症の支援のコンサルタントにとっても参考になり、活用できるワークブックになっています。フレームワークシートは、コンサルテーションでのアセスメントや課題の整理にも有効です。特に私自身は、自立課題シートと氷山モデルシートは頻繁にコンサルテーション先で活用します。
『フレームワークを活用した自閉症支援』には、たくさんの写真や表があります。コンサルテーションでなかなか言葉では伝わらない部分の補助として活用していただければ幸いです。
【支援計画、支援ミーティングの補助資料として】
支援計画、支援ミーティングの中には、様々な課題や支援の方向感が抽象的なイメージになる場合があります。いわいゆ絵に描いた餅になってしまう。そこでぜひフレームワークシートを活用していただいて、支援計画の資料にしたり、支援計画を現場の具体的な計画に落としこんだりしていただきたと思います。
ちなみに『フレームワークを活用した自閉症支援』の中の特性シート、構造化・支援シート、生活支援シートは、現在私がディレクターをしている通園施設の個別療育計画に位置付けられています。
『フレームワークを活用した自閉症支援2 生活デザインとしての個別支援ガイドブック CD-ROM 付~』
(2015年5月30日発売、水野敦之著、エンパワメント研究所出版)
著者: 水野敦之
出版社: エンパワメント研究所
ISBNコード : 978-4-907576-36-3
価格: 1,944円
発売日: 2015年5月30日
『「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援~すぐに使えるワークシート集 CD-ROM 付~』
(2011年7月4日発売、水野敦之著、エンパワメント研究所出版)
著者: 水野敦之
出版社: エンパワメント研究所
ISBNコード : 978-4-88720-638-0
価格: 1,680円
発売日: 2011年07月15日
★セット特価★
「フレームワークを活用した自閉症支援」シリーズ2冊セット
定価 3,740円 → セット価格 2,992円
BOUZAN NOTE!!
水野 敦之
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