●個別支援計画の重要な2つの計画
書籍『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』では、個別支援計画(名称は各分野で違います)の中で重要な2つの計画として、自立的な活動のために必要な支援や環境を書き出した計画と、今と将来の質の高い生活のために本人に何を教えるのかという課題の計画をあげています。個別支援計画※のシンプルな視点について書いています(詳細はこちら)。
シンプルな視点で、とにかく書き出し、計画を考えてほしいと願いますが、「適当でいいから始める」ということではありません。
やはり、シンプルな視点を具体化する必要があります。その具体化する視点をスライドにまとめました。
【支援計画】…何を支援するのか?の具体化
・自閉症特性による支援 (特性シート)
・環境設定の工夫・支援 (構造化・支援シート)
・生活場面ごとの支援 (生活支援シート)
・自立のための支援 (自立課題シート、自立課題アセスメントシート)
・行動の対応支援 (氷山モデルシート、行動支援計画シート)
など
+課題を自立するための支援
*( )内は『フレームワークを活用した自閉症支援』のシート
自閉症教育・支援フレームワークセミナー:行動支援・自己認知支援の様子
【課題設定】…何を課題にするのか?の具体化
・本人のできる部分の発展
・もう少しでできる部分
・保護者や本人の願いをステップにわけて
・現在と将来の自立をイメージしたもの
・年齢・年代にあわせた課題 など
※『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』では、「情報整理シート」とその簡易版の「すてっぷ計画シート」を使って短期目標を立てるプロセスを説明しています。
※課題を自立の方向に向かうためには支援・指導が必要になります。
【2つの計画は相互に影響しあう】
さらに意識していただきたいのは、支援と課題の計画は支援計画の中で関係しあう内容であることです。支援や環境設定があってないと、課題の達成、自立にはつながらないのです。
※このwebサイトでは、障害者福祉の用語にあわせて「個別支援計画」としています。イコール、教育の用語であれば「個別の教育支援計画」」「個別の指導計画」を足したもの、というほどの確信がありませんが。大雑把にはそのように考えています。各分野で読み方や意味合いが違と考えますが、ご了承ください。
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