※写真はイメージです
昨日は保育所等訪問支援で、地域の幼稚園に行きました。すごく感動しました。
1クラスの園児人数は多かったのですが、規律がしっかりした幼稚園で(かといって厳しいという感じではなく)、自由で曖昧な保育所や幼稚園に比べて活動がはっきりしていると感じました。
そのために定型発達の人のお子さんがとても落ち着いていて、クラス全体がガヤガヤしない雰囲気で、自閉症や発達障害を持つお子さんにとっても複雑になりにくい環境でした。
色々なクラス全体の工夫もされていて、道具箱を利用するとか、先生がいっぺんに複雑に説明しないとか、
先生の声の大きさや量の調整も良い感じで、そのことだけで、クラスがガヤガヤしない状況でした。
クラスがいっぺんに動くことがなく、グループごとで活用を開始して、他の園児は待っているとか、
音の出る活動の時は、風が気持ちよくてあけている窓も閉めて、隣のクラスに影響を少なくするとか。
私自身が勉強になりました。
以下2つの感想を持ちました。
●1つは、クラス全体の支援がクラス全体の行動統制、自立につながり、それが発達障害を持つ園児にも良い影響をあたえていること。
●1つは、個別の支援だけでは、やはり上手くいかなくて、全体の設定が大事であること。
個別の配慮もスケジュールや工作などの時の境界を示す壁のあるボードなども使われていました。下の写真はイメージとして児童発達支援センターぐるんぱのボードを掲載します。
現在、訪問してアドバイスするだけの保育所等訪問支援ではなく、保育所等の環境の中で、保育所等訪問支援員が、アセスメントしたり、先生方にモデルを見せたり、一緒に環境設定等をしていくモデルケースを作っています。
抽出的な療育と、保育所等の継続的な支援、社会参加の支援を取り入れたモデルです。
すでに私の部下がある地域でモデルを組立たて実践しますが、ぐるんぱバージョンを構築しています。
また講演等で報告します。