Q:幼児期・学齢期で視覚的支援をはじめてない人は、大人になってから視覚的支援をはじめるのは遅いか?
A:遅くありません。大人からでもも、見通しや理解、記憶を補う支援は必要です。
大人になって自閉症に特化した支援を開始することも、視覚的支援を始めることも遅くありません。それは多くの実践の中でも成果があがっています。
もちろん視覚的支援を幼児・学齢期からはじめると柔軟さの部分が違います。しかし、大人から始めようが、必要な支援は必要なんです。幼児期から始めてなかったことが、大人から視覚的支援をはじめない理由にはなりません。
そもそも、なぜ視覚的支援を活用するのでしょうか?
1つは、見通しを持つことことです。1つ1つの時間の活動、目の前の活動を伝えることです。周囲の状況がわからず困難することよりも、視覚的に周囲の状況を知ることが大事です。
記憶を補うことも重要な視覚的支援の役割です。記憶が消えて混乱するよりも、記憶を補った方が良いのです。
それらは、子どもだろうが、大人だろうが関係なしで、重要な支援なのです。
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