●一貫した視点での自閉症支援のために
イメージしていただきたいのは、自閉症支援に関する様々なスキルがあり、それぞれのスキルごとに優れた、際立った特殊技術を持つスペシャリストを集めたら、その事業所は良い事業所になるでしょうか?1つのツールや方法論に関してベテランの人を集めた事業所は良い事業所になるでしょうか?
私の答えはNOです。多くの現場を見ての私の結論です。
自閉症の教育・療育・支援では、事業所内、チームでの一貫したアプローチが重要です。際立ったバラバラのメンバーでは、その事業所・チームでの一貫性が崩壊していきます。
勘違いをしてほしくないのは、際立ったスキルを持つことを否定しているわけではありません。一貫性を担保するベースのスキルがチームの全員が持った上で、それぞれの得意な部分をチームに貢献する事業所が意味あるアプローチができると考えます。
際立ったスキルを持つ人がいない事業所でも、基本ベースのスキルを持ち、目的さえはっきりし、そして継続的にアプローチするれば良い結果につながります。
どんな地域でも多くの支援者が意味あるアプローチをする可能性があると思います。
●基本を支える「フレームワークを活用した自閉症支援」
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』や多くの研修は、際立った内容ではありません。あくまでベーススキルを紹介しているものなんです。
最初は際立った情報に感じるかもしれません、とにかく継続的に活用していただきたいのです。
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