自閉症の人は、ある視点でみると困難さだけど、角度を変えると強みになるような特性・特徴があります。
この紙一重の特性を『自閉症スペクトラム!紙一重な強みと困難さ』のコンテンツを時々更新していきたいと思います。
本日は
●「経験の再現・繰り返し」と「過去の経験を忘れることが難しい」
自閉症の人は、強い長期記憶を持ちます。
一度体験したことを、まるで写真や映像のように記憶すると言われています。
この長期記憶の特性は、一度経験したことを忘れず再現できるという強みとして活かすこともあります。
例えば、正確に再現する仕事が得意などです。
しかし、この長期記憶の特性は、消したい記憶も消すことができないということです。
本人にとってマイナスな記憶が消せなかったり、
失敗経験を再現してしまったり、
過去の記憶から、今経験しているようにフラッシュバックが起きたりする方もします。
●支援の方向性は?
そこで教育・支援の中では以下の内容がポイントになります。
- 成功体験から教える
- 成功できる状況をつくる
- 間違った行動は早い段階で修正する(教える)
- 再現し繰り返すことを応用した生活づくり (例えばルーティンの活用)
●フラッシュバックの支援
フラッシュバックに対する重要な支援についても書いておきます。
- 生活内容を充実させる(隙間をつくらない)
- 「終わり」と「次」を生活全体に設定する
- 空間や時間の境界を明確に視覚化する
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