アセスメントして「できる」ことを発見することは大切なことです。次のアプローチにつながるからです。
●「できる」は見守る
「できる」ことは、自分で気づき自分ででき自立している部分です。その部分はサポートは必要ない部分です。
もしも、「できていること」をサポートしてしまうと、できなくなってしまったり、自立度がさがり、時には支援者依存、指示待ちになることもあります。
だから「できていること」で支援者はサポートしないで見守ることが大切です。
●「できる」は活用する
「できる」こと、「わかっている」ことは、生活内容として、また他の様々な活動で活用します。
「できる」活動を生活の中に組み込んだり、「できる」動き、道具の使い方、技術、理解していることは他の活動で活用します。
●「できる」を組み合わせる
「できる」ことを組み合わせると、様々な仕事内容や、余暇活動、文化的な活動、地域的な活動になります。
日頃から「できる」ことをリストアップして、時々眺めて新たな活動のヒントにすることも大切です。
●「できる」を他の状況・場面へ
1つの場所や状況で「できる」ことは他の場所でもできる可能性は高いはずです。
1つの場面や状況でできていることは、他の場面や状況でもやってみることで、生活はより自立的で豊かになります。
もしも、1つの場面や状況で「できる」ことが他の場面や状況でできないのであれば、それは「できる」とは言いにくいものだったのです。
できているように見てただけの可能性があり、再度どんな場面や状況でもできるように教える必要があります。
想像される問題点は、
- 教え方や手だてが般化に耐えれるものではなかった
- 場面や状況などに依存した「できる」だった
- 支援者の手がかりに依存した「できる」だった
- 「できる」ことの自立の見極めアセスメントが間違っていた など
●「できる」ことを書き出してみましょう!
このようにアセスメントにより「できる」ことを発見することは意味があります。
アセスメントや日頃の観察から発見できた「できる」ことを書き出してみてはいかがでしょうか?
関連するフレームワークシートは、
- 自立課題アセスメントシート
- 情報整理シート又はすてっぷ計画シートです。
- 情報理解・基本スキルアセスメントシート
- 個人情報シート
またメモ用としては、以下のシートもご活用ください。
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