自閉症教育・支援の中で視覚化した支援が広がっています。
嬉しく思う反面、視覚化した支援ばかりに注目して、自然にある指示の活用が無視され、
あまりにベッタ、ベタの過剰な指示、過剰な明瞭化、過剰な整理統合を観ると疑問に感じます。
ここで言う過剰は、本人にとっての必要以上のという意味です。
支援者が準備した視覚的な指示は見ているけど、世の中に自然にある指示を注目できず、自立的には見えない人もいます。
例えば、本来はファーストフードで、一番後ろを確認して並ぶを教えられる人にも、わざわざ並ぶ場所・立つ場所をシートで伝えるとか。(もちろん、そのような支援が必要な時もあります。)
世の中に自然にある指示※を活用し、補助としての視覚的な指示も本人にあわせて活用することが重要だと考えます。
※現場では「ナチュラルキュー」とよく良いってます。
ちょっとまえに職場の中の自然にある指示を探したら、
1分も立たないでスライドの写真を含めて数十個の自然な指示を発見できました。
自然にある商品の説明書や手順
キャップの自然な開け閉めの方向
禁止、中止のマーク
人の行列・・その後ろ
◆10月19日 基礎セミナー『フレームワークを活用して自立を支援する~上手に教える工夫~ 』 in 倉敷
http://bouzan-note.com/event/2389.html
◆11月8~9日 『フレームワークを活用した上手に教えるコツ 』 『早期発見・療育を支える支援体制』in 沖縄
http://bouzan-note.com/event/2480.html
◆11月29~30日 NPO法人陽だまり自閉症教育・支援者のための基本と応用の基礎講座とワークショップ in 霧島
http://bouzan-note.com/event/2500.html
※facebookページのIDがない場合も観覧はできます。ご覧ください。