昨日は、とある地域の乳幼児健診に関わる保健師さんのワークショップでした。
広島県の発達障害児(者)支援体制市町サポート事業のサポートコーチとしての巡回支援でした。
発達障害・自閉症の特性の中で健診場面で観察されやすい「受容コミュニケーション」「表出コミュニケーション」「社会性の特性」「注意注目の特性」※を中心に講義と演習を実施しました。
※この4つだけが健診場面で観察する特性のポイントではありません。2時間の中で絞り込んだ内容です。
演習はシンプルで、4つの特性の解説の後、各自で健診場面で観察される特性に関係する行動や様子を付箋紙に書き込み、グループでまとめてディスカッションするものでした。
皆さん、真剣に取り組んでいただいて、笑い声も出て、良い雰囲気で終わりました。
グループで健診場面で観られる乳幼児の様子を付箋紙に書いてワークシートに書きだす
書きだしたらディスカッション
今回重視した目的は、
乳幼児健診場面で行動をただ観察するのではなく、発達障害、自閉症の特性を念頭に確認するイメージを持っていただくことです。
保健師さんから「特性の視点で観察することが重要であることが分かった」と感想をいただきました。
私の方からは乳幼児健診場面での工夫・ポイントをホワイトボードで書き出して解説しました
最終的にたくさんの様子をあげていただきました
昨日は、書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の特性解説の手引きを参考にしていただきました。
※活用は書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の特性解説の手引き(114頁~117頁)を参考にしてください
※このシートは4つの特性だけの様式になっています。2時間ぐらいのワークショップで丁度良い内容に絞っています。
※活用の手順はワークシート右上に書いています。
◆2月11日和歌山で『発達障害者の就労支援について』講演会
http://bouzan-note.com/event/2564.html
◆2月15日ぷれしゃすセミナー『行動支援と自己認知支援』in佐賀
http://bouzan-note.com/event/2582.html
※facebookページのIDがない場合も観覧はできます。ご覧ください。