自閉症特性カルタの絵カードです。
【「みんな集まって」だけでは わからない境界があります】
※絵の中の点線は見えない境界です。
自閉症の人は周囲の状況を把握したうえで、
自分や道具、材料の配置や向きを整理し調整することが得意ではありません(空間の整理統合)。
保育所などで先生が「みんな集まって」と指示する場面では、
先生の前に先生の方を向いて集まることをイメージします。
このよくある場面も空間の整理統合が必要になります。
このような状況の時に、どの場所にいて、どのように向けばいいのかがイメージできない自閉症児・者に出会います。
先生が「みんな集まって」と指示する状況からは、ある程度の幅があっても、
集まる場所、方向、先生との境界がありますが、それが空間の整理統合であり、自閉症の方が難しい部分です。
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の特性解説の手引き(116ページ)では、支援の方向性にも含めて、空間の整理統合の困難さの解説をしています。
◆2月11日和歌山で『発達障害者の就労支援について』講演会
http://bouzan-note.com/event/2564.html
◆2月15日ぷれしゃすセミナー『行動支援と自己認知支援』in佐賀
http://bouzan-note.com/event/2582.html
※facebookページのIDがない場合も観覧はできます。ご覧ください。