自閉症特性カルタの
【「あれ」「こそ」「それ」って どれ?】の絵カードです。
昨日の具体的な提示の記事に関連のあるカルタの1つになります。
「あれ」「これ」「それ」などの曖昧で抽象的な表現では、何を指しているのかわからない自閉症の人がいます(もちろん、すべての自閉症の人が「あれ」「これ」「それ」がわからないわけではありません)。
自閉症の人は抽象的な指示の理解が得意ではありません。
今回のように、コ・ソ・ア・ド言葉の代名詞が理解できなかったり、
比喩や慣用句を理解できなかったり、具体的に取りすぎたりします。
また、自閉症の人の中には、状況判断の苦手さを持つ方がいます。
本人にあわせた具体的な指示、イメージしやすい指示で伝えることが大事になります。
「あれとって」よりも、「ペンをとってください」と具体的にわかりやすいです。
関連ある特性としては、「受容コミュニケーション」になります。また「意味理解・関係理解の困難さ」にも関連があります。
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の特性解説の手引き(114~117ページ)では、支援の方向性にも含めて、「受容コミュニケーション」「関係理解の困難さ」の特性の解説をしています。
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