4月から自閉症の支援に関わり始める皆様!その研修を考えている管理者の皆様!そんな皆さんに、『フレームワークを活用した自閉症支援』を活用した支援スキルアッププログラムをwebで公開します。今回は第1回です。
今回の演習は、個別支援計画の中で中核の計画としておすすめしている「自閉症・発達障害特性シート」の記入です。
下の6つのステップで各自、又は事業所・地域の研修を進めてください。5つのステップは、おおよそ2~3週間の実践しながらの演習になります。
『フレームワークを活用した自閉症支援』は、この実践しながら研修になるということです。
※このプログラムは書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』が手元にあることを前提で進めていきます。
※よろしければご購入ください。もちろん、購入されてない方にも、スキルアップのヒントになると考えています。
【ステップ1:自閉症の人の行動を書き出す】
http://bouzan-note.com/jiha/4972.html
ステップ1は、自閉症の人の行動(言動)を書き出してみます。書き出し方は簡単です。気になる行動などを付箋紙1枚に1個の行動で書き出してください。その人を観察して、定型発達の人と比べて、その内容、質、頻度、強さなどの違いを考えて付箋紙に書き出します。続きはこちら
【ステップ2:自閉症の影響・知的障害の影響・年齢の影響で分ける】
http://bouzan-note.com/jiha/5022.html
ステップ1で行動や様子を書き出した付箋紙を1つ1つ見ながら、次のように自問してください。この行動や様子は本当に自閉症をもつことの影響なのか?自閉症の特性なのか?その行動や様子は、知的障害をもつことの影響ではないか?(例 、言語の理解が難しいのは、知的な特性か?自閉症の特性か?)その行動や様子は、同じ年齢の人もおこる行動ではないか?
※写真は私がやってみたものです。続きはこちら
【ステップ3: 行動を自閉症・発達障害特性シートに貼る】
http://bouzan-note.com/jiha/5096.html
ステップ1で、定型発達の人との違いであろう行動や様子書き出していただきました。ステップ2で自閉症の特性だけ絞り込んでいただきました。いよいよフレームワークシートの登場です。書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の126頁の「自閉症・発達障害特性シート」を、できましたらA3サイズに拡大し印刷してください。自閉症の人の行動・様子を書き出した付箋紙を、そのシートの関係のある特性の部分に貼りだします。ここで重要なのでは、まだ研修ですので、あまり迷わず貼ります.。書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の114~117頁の『自閉症特性解説の手引き』を参考に、どの特性に関係した行動か考えて貼ってください。続きはこちら
【ステップ4: 1つの行動を他の場所にも書き出す】
http://bouzan-note.com/jiha/5096.html
ステップ1~3を通して、本人が見せる自閉症の特性を付箋紙に書きだし、それを「自閉症・発達障害特性シート」に貼りだしました。
そこで考えていただきたいのは、「1つの行動は1つの特性だけに関係しているのか?」です。1つの行動は、いくつかの特性に関している場合があります。なぜならば自閉症の特性1つ1つは他の特性と関連しているからです。例えば、物の置き場所を保持しようとする行動は、「変化の対応の特性」にも「空間の整理統合の特性」にも関係しています。
だから、次のステップは、1つの行動を貼ったところ以外の特性にも書き出していただきたいのです。続きはこちら
【ステップ5:自閉症特性解説の手引きを参考に、指導・支援を書いてみましょう】
http://bouzan-note.com/jiha/5154.html
ステップ1~4を通して、本人が見せる自閉症の特性を付箋紙に書きだし、それを「自閉症・発達障害特性シート」に貼りだし、さらに追記しました。次に実際に指導及び支援を書き出します。書き出すのは右側の“指導・支援の概要”の欄です。
行動を書き出すことも、指導・支援を書き出すことも、継続に更新を続けていきます。書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の114~117頁の『自閉症特性解説の手引き』の「指導・支援の指針、構造のアイデア」の部分を参考にして書いてみてください。続きはこちら
【ステップ6: 記入した特性シートをシナリオにして親御さんや周囲のチームに説明する】
http://bouzan-note.com/jiha/5159.html
演習1~5を通して、まだ完璧ではないにしても自閉症の特性と指導・支援を「自閉症・発達障害特性シート」をまとめました。
次のステップは、それをシナリオにして、親御さん、又はチームのメンバーに説明する機会を作ってください。注意が必要なのは、守秘義務の範囲内でおこなってください。その書いた特性シートの自閉症児・者の親御さんや、支援に関わる方に説明してください。今日の様子の説明や、何かの課題の1つの情報提供の場面で、特性シートを使ってください。続きはこちら
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