●行動を他の活動に変える支援
自閉症の行動支援で、不適切な行動を他の活動に変えるという支援をする場合があります。
1つの行動を止めさせることは、本人にとっても支援者にとってもハードルの高いアプローチです。
状況や内容によっては、逆に行動が激しくなったり、強迫性が強くなったりします。
そこで、活動を止めさせるのではなく、適切な形に変えるというアプローチを支援者は実施します。
例えば、
激しい水遊びを、時間と内容を限定した風呂掃除などにする。などです。
●変え方が元の行動と離れすぎていると効果がない
しかし、元になる行動と、変えた内容が離れすぎた内容であるとあまり効果がありません。
*元の行動と変える行動があまり離れていない方が効果がある
の視点が必要になります。
例えば、
床につばを吐く行為も、「パズル活動」のような離れたものではなく、「指定された場所につばはき」の方が近いです。
爪ささくれはがしは、「音楽を聴く」よりも、爪のケア、保湿の時間などの方が近いです。
※近い視点として、その活動を認める、場所や時間を限定して活用を容認することも入ります。
*元の行動より、本人にとって興味関心がつよいもの、意味あるものが効果がある
*習慣化したものは修正が難しい→習慣化する前に対策をとる
*その活動は長期的に可能な活動内容である。
* 時間と場所を設定して視覚的スケジュールで提案する。
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