●合理的配慮と正確さ?
「自閉症支援において正解はない」というディスカッションによくなります。虐待防止法、差別解消法、中核に合理的配慮が重要になっていますが、多くの方が「合理的配慮って????」とイメージができない状況があると思います。それぞれの分野で指針が出ていますが、なんだかしっくりきません。
自閉症支援においては、たくさんの有効な方法があり、1つの状況でも様々でも「これが正解」というのがあるかというと、有るとも言えない、無いとも言えないのです。しかし、正解がないから適当で良いというわけではありません。
●合理的配慮は完璧さではなく最善さです!
自閉症の教育・支援をする人に目指して欲しいのは、「正解を見つける」ことではでなく、「その時々の支援が最善であり続けること」だと私は考えます。
自閉症の人たちの自立的で豊かな生活が最善であることを願い、それを目指し最善の支援を続けることが支援者として必要だと考えます。
合理的配慮の話題になる中で、「大変だ~」「無理だ~」というイメージを持たれる支援者に出会います。しかし、「それは合理的配慮=完璧さのように感じているからだと思うんです。
私は、合理的配慮とは、完璧さではなく、最善であることだと考えます。
もう少し詳しく書きますと、
合理的配慮とは、アセスメントをして、その時点での最善な支援の計画を立て、当事者と合意形成しながら進めるプロセスだと思います。
※無料のメーール会員登録はこちら。記事の更新やメール登録者限定コンテンツのパスワードもお知らせします。
Amazonでの購入ご希望の方は下のリンクからお願いします。
Facebookページはこちら
facebookページ ※facebookページのIDがない場合も観覧はできます。ご覧ください。