自閉症支援では、ストレングスとリフレーミングすることが大切です。これは揺るがない真実であり、私自身も強く考え、そして実践しています。
●ストレングスの発想!
自閉症の人の支援や生活づくりをする時に、苦手さばかりに着目するのは良い支援計画になりません。
何が得意なのか?何が理解できるのか?何が興味関心なのか?
支援で活用できる強みの部分に着目するのです。
曖昧で、思い込みの強みではなく、例えば絵が分かる、写真がわかる、終わりボックスが使える、音楽を30分間楽しむことができる。など具体的で支援や生活づくりにつながる強味を探してみてください。
●リフレーミングして発想の転換!
自閉症の人の苦手さや困難さの中には、見方、発想を変えると強みや活用できる部分に変わります。例えば、『こだわりが強い』ではなくて、『1つの部分注目できる』という発想になります。
また、できない部分で着目するのではなく、できている部分に見方を変える発想もあります。例えば、『言葉の理解は難しい』ではなく、『絵は理解できる』という視点です。『20分たつと離席する』ではなく『15分間は課題に取り組むことができる』という視点です。
ただ、無理矢理にリフレーミングすることは、支援の混乱や誤解を招きます。
私は必要に応じて、リフレーミングしたり、苦手さからしっかりと支援を考える両面が必要と考えます。
苦手さに隠したり、ごまかしたり、無理矢理に強みに置き換えることは、障害受容できてない支援者になります。
●思いこみや無理矢理を避ける
ストレングスもリフレーミングも大切な視点になります。しかし、思い込みや無理矢理なものは、支援や生活づくりに悪影響を与えます。
また、時には苦手さから、しっかりと支援計画を立てることも必要になります。整理統合が難しいければ、整理した状態で伝える。記憶が維持できないならば、記憶が維持できるように視覚的なものを補う。わざわざリフレーミングする必要も、思い込みでストレングスをだす必要もありません。
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