報告が遅れましたが、先日、開催された神奈川県でのフレームワークセミナーが無事終了しました。すごく私が緊張していたのですが、多くの皆さんが楽しんで受講していただき、たくさんの質問と気づきをいただきました。今回は基礎ですが、さすがに神奈川はTEACCH研究会などの機会も多く、皆さんの課題設定もすごく良いものでした。いくつかのエッセンスがありましたが、随時紹介していきます。主催いただいた中井やまゆり園・三浦しらとり園さんの皆様、参加いただいた皆様ありがとうございます。その研修会後いただいた2つの質問がありまして、お約束通りネットで公開します。今回2つ目の質問に答えます。
A:フレームワーク(シート)は自閉症以外の方にも使えるのでしょうか?特に重度の知的障害の方にどのように応用していけばよいでしょうか?
Q:フレームワーク及びフレームワークシートは他の障害種の支援でも活用できます。
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』フレームワークシートの大半の資料はどの障害種でも、またどんな分野(例えば医療現場、感覚的訓練、ジョブコーチなど)でも応用できます。
また書籍『フレームワークを活用しいた自閉症支援』で整理した自閉症の特性に関するアプローチは、全般的にまた部分的にも他の障害種でも応用できます。
例えば自閉症を持たない知的障害者の人は、作業記憶維持に困難、言語理解の困難さや、注目の困難さがあります。軽度・重度に関わらず知的障害者の支援の中で書籍で紹介したアプローチは関連があります。その他、記憶の維持や環境刺激の影響、理解や情報整理の困難さ等、認知の特性がある障害の人にから紹介したアプローチは効果があります。
筆者が実際にフレームワーク及びフレームワークシートを活用して支援した障害種を箇条書きで示します。
- 学習障害
- ADHD
- 知的障害
- 高次脳機能障害
- 認知症
- 精神障害 など
他の障害種での実践とフレームワークシートの相性について表にしてみました。
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