刺激の統制は、刺激を遮断すること、刺激を少なくすることです。
言い換えると、刺激を無視できるようにすることです。
支援者のイメージもそこに注目していることが多いように感じます。
しかし、支援の場面で刺激の統制の目的は、必要な部分(活動、課題、その指示)に注目することです。
いつの間にか、刺激の統制、刺激を無視することに目的が変わってないでしょうか?
活動、課題、指示を明確にしないまま、刺激の統制だけで注目させようとしても、自立は難しいです。
刺激の統制ばかりを意識し、指示を明確にしてなかったり、注目する工夫をしないことが、過剰な刺激の統制をうんでいるように思います。
写真は兵庫県の希望の郷さんのアイデアです。広い鏡だと注目が難しかったため、必要な部分だけを見せています。
私が関わる事業所では、刺激の統制を追加するときに慎重にすすめます。最初から設置のパーテーションにしないで、必要に応じて追加するパーテーションを使用します。刺激の統制より先に課題や他の視覚的支援が本人にあっているか検討します。
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