●4つの生活の視点との出会い
私がはじめてノースカロライナ州に視察した時に、ある自閉症のお母さんと出会いました。
その時のディスカッションのテーマは「成人期の生活」でした。
私の考えをはじめに話しました。
「成人期の大きな生活軸に“仕事” “余暇・遊び” “居住”があり、その設定は個別でありたいと思います」
その時にまず、そのお母さんが言われたのは、
「すごく重要な視点ですね。でも私は、その3つに”文化(活動)”を入れたいわ」
という言葉をいただきました。
もう驚きと感動でいっぱいになりました。
生きていけばいいのではなく、豊かさが重要なんだと、本当に感じました。
それ以来私の中でおおざっぱに生活内容を4つで考えるようにしました。
【働くこと・日中の基本活動】
【地域・文化活動】
【余暇活動】
【居住活動】
の4つです。
もっと細かく分けれるかもしれません。
例えば、「学習」とか「衛生管理」とか、
でも、それを含めていちおう4つにまとめます。
(学習は日中の基本活動、生涯学習は文化活動。衛生管理は居住活動)。
トップのスライドのイメージを見てわかりと思いますが、
その配分・割合は、個々の特性、年齢、状況等によって個別化することが重要です。
1つ1つの活動内容の持続力、見通し、興味関心の有無や動機づけになるか、興味関心以外の活動への取り組み・意識 など。
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