*まずは自閉症の特性を軸にする意味の記事をご覧ください!
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』で掲載の『自閉症・発達障害特性シート』を多くの皆さんに活用していただきたいと、項目の【特性】について解説をしていきます。より深めていただくために【特性カルタ】と【特性シートの記入例】も掲載します。本日は『長期記憶の特性』です。
●長期記憶の特性
自閉症の人は、一度経験したことを記憶を鮮明にまるで写真や録画のように記憶されると言われています。様々な記憶、細部まで覚えているような人もいて、周囲がビックリする能力を見せることがあります。また、一度経験した嫌な記憶を消すことができずにフラッシュバックを起こされるケースもあります。
失敗した内容を繰り返すようなこともあります。成功体験を重視してアプローチも重要です。修正して学ぶことや、手探り(試行錯誤)の幅は個別化する必要があります。
*特性シート記入例:過去に経験したことがまるで今起こっているようにフラッシュバックすることがある。シート参照)
*特性シート記入例:間違えて修正した部分全部を繰り返してしまう(シート参照)
様々な経験の中で誤学習することがあります。経験の積み重ね方、学習に工夫が必要です。
大事なのは成功体験を積み重ねることです。そして失敗や手探りの幅は個別化することが重要です。
【長期記憶の特性の指導・支援の方向性】
- できるだけはじめから成功体験できるように導く
- そのために具体的、視覚的に成功イメージを提示する
- 失敗や手さぐりの幅は、個別に調整する
- 新しいことを学ぶ時に、失敗した時の状況を避けて、新しい状況で教える
- 以前の記憶を思い出してフラッシュバックを起 こす要因の除去
- フラッシュバックの対応に関しては、生活全般が見通しをもてるようにし、本人にとって意味ある充実した活動を設定することが重要になる
●関連のリンクです
★青本『フレームワークを活用した自閉症支援』はこちらから(エンパワメント研究所)
★緑本『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』はこちらから(エンパワメント研究所)
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