地域の自閉症・発達障害の地域支援体制に関わって、日々、自分の力不足を感じながらも、周囲や県内のいくつかの地域の変化に感動する毎日が続いています。
アセスメント、様々な視覚的支援や構造化、個別の設定の実践が増えてきて、「当たり前」になりつつあります。地域の関係者の障害受容も進んできました。
広島での8年間で、私が地域に提案したことは、スケジュールでもパーテーションでもありませんでした※。
※その2つが大事ではないと、言っているわけではありません
それはシンプルなポイントです。
● シンプルな場面でアセスメントする
様々な刺激にあふれた、社会的な場面で、アセスメントをしても本来の本人の力を見ることができません。
● シンプルな場面で教える
複雑な場面で教えないで、まずは環境も社会的な規模もシンプルな場面で教えるということです。様々な刺激にあふれた、社会的な場面で、新しいことを教えることは2重にも3重にもハードル になります。
● 複雑な中での自立や、様々な場面での応用、他の場面での般化は後にスモールステップで
まずは、シンプルな場面で自立し、スモールステップで複雑な環境、様々な場面での応用、他の場面での般化を進めます。
まず、できるだけ環境の整った、シンプルな1対1で勉強・活動を教えるエリアで、アセスメントし、教えることからスタートすることが重要なんです。
支援者、教育者の中には、
最初から複雑な環境、社会的な場面で、学ばないと慣れないと思われている方がいます。
しかし、その視点は、注目すべき課題と、様々な刺激を無視すること、社会的な状況を把握することとそれらの複数のことを期待することになります。
それでは学ぶ部分、課題に注目できなくなるリスクが大きくなります。
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