書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の自閉症・発達障害特性シートの項目ごとに関連の自閉症特性かるたを紹介します※特性カルタの作成についてはこちら。『自閉症特性かるた』は自閉症啓発と支援者の自閉症特性理解を目的として作成されました。
本日の『自閉症特性かるた』は・・・
【や】「やめなさい」と言われて
何をやめて 何をはじめて いいのか？
自閉症の人にとって「ダメ」「やめなさい」はイメージすることが難しいことがあります。
自閉症はＮＯつまり禁止を理解することが得意ではありません。
ＮＯ「やめなさい（ダメ）」よりも、ＹＥＳ「これは良いよ」の方が理解しやすいのです。
「ダメ」「やめなさい」が何をやめるのか、その後何をすればいいのか、そこに注目が難しいのです。
本人に理解しやすい形で「やめる」「終わり」を伝えることあわせて、YES、つまり「これやっていいよ」又は「次は○○」を伝えることが大切です。
●関連のある特性
● POINT
- 終わりの提示を本人の理解・場面に応じて設定
- 「ダメ」又は「やめ」だけではなく「これやっていいよ」を伝える（ＮＯだけでなくＹＥＳも）
- まずは○○、それが終わったら○○が基本となる見通しで、大事な習慣！
● アセスメント
- 終わりを伝える視覚的情報
- 次の活動を伝える視覚的な情報
- 時間の幅、終わりの理解（時刻、タイマーなど）
【教育・支援の方向性】
- 本人に理解できる情報で伝える
- 本人にあわせて見通しを伝える
※詳細・支援計画は、書籍の中の自閉症特性解説の手引きをご覧ください
※自閉症特性解説の手引きはパート１『フレームワークワークを活用した自閉症支援』に掲載されています（１１４～１１７頁）。
※また、パート２『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』では新しいバージョンが掲載されています（１３８～１４５頁） 。
※啓発デーでの自閉症特性カードを活用いただくと嬉しいです（書籍、ホームページ、FacebookページQRコードの紹介もお願いします）。写真つきの報告もお待ちしています。地域での非営利な啓発活動では事前確認は必要ありません。
（自閉症特性かるた）監修・文 水野敦之 絵：宗貞由貴子
特性かるた【や】を氷山モデルシートで解説
●関連のリンクです
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