自閉症の人に活動・課題を教える時に、様々なタイプのプロンプト(手がかり)を工夫します。
主なプロンプトとしては、言語指示、ジェスチャー、モデル提示、身体的プロンプト、視覚的指示があります。
言語指示は、直接言語指示(例:「椅子を吹きます」)と間接言語指示(例:「はじめて下さい」「次は?」の2つがあり、モデル提示も先行モデルと同時モデルがあります(書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』ページ)。
このようなプロンプトを用いる時には大事な原則があります。いくつかまとめます。
プロンプトで教える時のポイント
- 本人にとって最適である
- 個別化する
- フェードアウトする※
- 自立の方向に向いている
※ナチュラルキューへの移行と考える視点もあります
しかし、実際は「自閉症の人に言語指示があると指示待ち傾向になる」というような原則にはない認識が広がっている場合があります。
以下のスライドは3人の私が関わった方のプロンプトの様子です。
いかがでしょうか?
言語指示で指示待ちになる人もいれば、言語指示が無いことで指示待ちになる人もいます。
大事なのは自閉症の人にあったプロンプトがあるわけではなく、個々にあったプロンプトと自立へのプロセスがあるということです。
余談ですが、身体プロンプト、モデル提示、ジェスチャー、言語指示(又はその反対)の順序性で考える支援者もいますが、これも個別化します。順番がかわったり、活用しなかったりの本人にあった最適なプロンプトを考えることが大切です。
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