●要因と誘因の視点を持つこと
いくつかの研修で繰り返しでてきた視点です。皆さんと共有します。
学校や事業所で様々なことをきっかけに状況が悪くなったり良くなったりします。
その時に先生や支援者、また保護者間で要因の整理がうまくいかないことがよくあります。
一番の問題は要因と誘因の混乱にあることがよくあります。
誘因だけに注目して対応しても、本質的な解決にはつながりません。
●同じことが起こっても土壌が違うと影響が少ない
同じこと=誘因なることが起こっても、ある場所では大きく悪い方向に向かい、ある場所では大きな影響がないと感じることがあります。
それは土壌、つまり要因になる環境などの設定にあると感じます。
現在、いくつかの研修で、不登校支援やフラッシュバック支援のヒントをお話しする機会が増えています。それらの支援もどんなに対策をとっても、その場所の環境などの設定がうまくいっていないと解決にはつながりません。いつでも1つの誘因で大きく悪い方向に向かうこともあります。
●誘因と要因のアセスメントと考察
では、誘因と要因をどのようにアセスメントし、考察すればいいでしょうか?
そこでおすすめなのが、氷山モデルシートです。『フレームワークを活用した自閉症支援』の氷山モデルシートは、実際にあることだけではなく、特性の影響、環境の影響、そして本人の気づきやこれまでの経験の影響を書き出すようになっています。
ガイド付きの氷山モデルシートでは、さらに細かくアセスメントの視点と、計画の視点を書いています。また、ストレングスも書く欄があります。
【自閉症特性かるたの中の1つの例】
:氷山モデルシートで整理することで背景がイメージできます
是非、多角的な視点で、アセスメントと計画をしてみてください。よろしければ『フレームワークを活用した自閉症支援』の氷山モデルシートを現場で活用ください。※シートはワークシートよりダウンロードできます(こちらから)。
※9月5日のぷれしゃすの研修でも「ポジティブ生活デザイン」として、その内容に触れます。是非、ご参加ください。
※氷山モデルシートなど、フレームワークシートを活用した支援者シートの書き方のリモートを活用したプチコンサルテーションも希望にもできる範囲ですが受けています。詳しくはこちらからお問い合わせください。※個人は受け付けておりません、事業所単位です。宮崎県の方は、発達障害者支援センターの地域支援マネジャーで対応しています。発達障害者支援センターにご連絡ください。
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