自閉症教育・支援における専門性の1つが「情報力」ではないかと思います。
先日紹介した心技体の中の1つでもあります(詳しくはこちら)。
「情報力」とひとくちに言っても色々です。
・情報収集力
・情報提供力
・情報整理統合力
これらは自閉症の人への直接・間接支援でも必要になりますし。
親やチームでの協動でも必要になります。
個別支援計画とそのプロセスでも。。。。
詳しくまとめてみます。
● 自閉症の方の直接・間接支援
情報収集力:本人の特性をアセスメントする力、本人や周囲についての情報を収集する
情報提供力:本人の欲しい、もしくは本人にとって有益な情報を、本人の理解にあわせた手段、形態、内容で提供する。
情報整理統合力:本人の周囲の(環境、刺激を含む)情報を整理統合し提供する。つまり、本人にとって重要な情報を整理し、本人に影響をあたえる情報を統制する。
情報収集力:協働の上で必要な情報を収集したり、関係者の情報に耳をかたむけ。
情報提供力:協働者に自分のもっているチームにとって有益な情報を提供する。
情報整理統合力:それらを整理し、ファシリテートする力
情報収集力:本人及び環境等のアセスメントをする力。及びモニタリングする力。
情報提供力:プロセスの過程及びミーティング等で情報提供する力。支援計画を立てる力。
情報整理統合力:様々な情報をもとにファシリテートする力。全体をコーディネートする力。点の支援計画を面や立体的にするデザインする力。ネットワーク活用する力。
●私が提供できる情報力
情報収集力:
・本人及び環境等のアセスメント力。
・モニタリング力。
・社会資源の情報収集力
情報提供力:
・利用者にあわせた情報を整理し提供する力。
・チーム間に自分の持っている情報を提供する力。
・支援計画を立て、視覚的なものに置き換える力。
情報整理統合力:
・利用者にあわせて、情報の整理、統合をおこなう力。
・環境整備の力。
・ファシリテーション力
・ネットワーク活用力。
※研修の方法も、情報をキャッチし、キャッチしたものを説明し、実践で活用し、実践を説明し、実践を整理し、とスモールステップで進める。
『フレームワークを活用した自閉症支援』は、自閉症教育・支援の情報収集のためのワークシートが収録されています。情報力アップの研修にも活用ください。