書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』で紹介してます特性の解説手引きに関連の『自閉症特性かるた』を自閉症啓発と支援者の特性理解を目的として公開しました。
本日の『自閉症特性かるた』は・・・
【お】「おはようございます おはよう・・・・」 朝一番のハードル「おはようの」の嵐
挨拶は、いつ、誰に、どのように、どのくらいが、状況によって変わり、自閉症の人にとって曖昧でわかり難いものです。また自閉症の人は、情報処理の困難さがあります。
複数の情報を処理したり、必要な情報だけに注目することが得意ではありません。自閉症の人にとって、学校や会社の朝の挨拶の渦は、大きなハードルになることがあります。
【関連の特性】
- 表出コミュニケーション
- 社会性・対人関係の特性(朝の挨拶場面が複雑で社会的なハードルになっている)
- 時間の整理統合の困難さ(いつ、どんな場面での理解の難しさ)
- 注意注目の特性・刺激の影響(「あいさつ」の嵐になる)
- 関係理解の困難さ(あいさつの意味の理解)
【教育・支援の方向性】
- あいさつの「いつ」「どこで」「どのように」を明確に指示する
- 個別化した目標設定にする。又は課題にしない
- 朝の登下校のルートを考える
※詳細は以下の書籍『フレームワークワークを活用した自閉症支援』114~117頁、『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』138~145頁の特性解説の手引きをご覧ください。
※啓発デー等での自閉症特性かるたのカードを活用いただくと嬉しいです(書籍、ホームページ、FacebookページQRコードの紹介もお願いします)。写真つきの報告もお待ちしています。地域での非営利な啓発活動では事前確認は必要ありません。
(自閉症特性かるた)
監修・文:水野敦之
絵:宗貞由貴子
●関連のリンクです
★青本『フレームワークを活用した自閉症支援』はこちらから(エンパワメント研究所)
★緑本『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』はこちらから(エンパワメント研究所)
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