●境界の明確化が注目を助ける
自閉症の人は、注目の困難さをもちます。様々な内容について優先順位を立て、注目しなくてはいけない部分に注目すること、無視しなくてはいけない部分に注目することが困難さことがあります。
そこで重要なのが注目すべき部分と無視する部分の境界を明確にすることです。境界が明確であることで、注目する指示も無視する工夫も意味をなします。
●境界の意味ついて
境界線の内側は注目すべき意味をもち、境界線のそとは注目しなくて良い意味をもちます。必要ない情報、無視して良い情報・内容とも言えます。
境界を明確にすることで、必要な部分(意味も含む)を表すとともに、必要ではない部分を明確に提示できます。
様々視覚化した支援のシステムをボードに設置することも、必要な情報はそのボード内の視覚的情報で、ほかの情報になります。
●境界の工夫とは
境界の提示としては、仕切り(パーテーション」)、家具、カーペットなどによる空間(エリア)の境界、
タスク(活動や課題)の中で、材料やジグを容器を使ったり、色をコーディネートし材料などの境界、
今やる活動、次にやる活動、他の時間にやる活動のように時間の境界があります。
境界の意味を少しまとめてみます
【境界内】
- 関係ある、必要な情報
- 1つのカテゴリー(意味・物 等)
- 現在実施している活動
- 現在実施している活動の場所 等
【境界外】
- 関係ない、必要ない情報
- その他のカテゴリー
- 実施していない活動
- 実施している場所の他の場所 等
【境界】
- 関係のあるものとそれ以外をわけるライン
- 1つの活動の空間・時間とそれ以外の空間・時間をわけるライン
- 1つのカテゴリーとそれ以外をわけるライン
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