書籍 『フレームワークを活用した自閉症支援』 『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』では、自閉症特性のアセスメントと同じに、本人の理解できる情報のアセスメントを重視しています(以下「理解のアセスメント」)。
本人は、どんな情報を理解するのか?
本人が活動を理解するための視覚的な指示は何がいいのか?
一人ひとりに、1対1の先生(支援者)との勉強の場面でアセスメントを実施します(詳しいアセスメントの方法は講演・セミナーでお話しします)。
最近、様々なコンサルテーションの中で、理解のアセスメントを実施することが増えてきています。
多くの人がイメージしている雰囲気として、
具体物よりも写真の方がランク(レベル)が上
写真よりも文字や文章がランク(レベル)が上 ということです。
しかし、視覚的情報のタイプはランク(レベル)ではありません。
あくまで一人ひとりにとって具体的でわかりやすいのは何か!なんです。
少し考えていただきたいのです。
例えば、このwebサイトをご覧の皆さんの多くは【文章】が理解できる方です。
そんな皆さんに『トイレ』の写真カードを見せたて顎でホレホレと促したとします。
どうでしょうか?わからないですよね。
「トイレに行きます」とか「トイレの掃除をします」ならわかります。
つまり皆さんは、写真だと具体的ではないんです。
これを考えても具体物か、写真か、絵か、単語か、文章か、はランクではないということを感じます。
繰り返しますが、大事なのが本人が具体的にとって理解できることが重要です。
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