●広がる氷山モデルの視点と氷山モデルシート
広島県や数か所の地域で氷山モデルシートを使った研修を実施しています。他のタイプの研修・セミナーでも氷山モデルの視点を常に念頭においています。国の強度行動障害の研修の中でも、書籍を引用していただき、氷山モデルシートを活用した研修が実施されています。氷山モデルの視点で、水面下の特性と環境の要因で考える視点が広がっていると実感しています。
●氷山モデルは活用することに意味がある
氷山モデルは、自閉症の人の様々な行動を水面上の一角に例え、その部分ではなく水面下の要因に着目する視点です。私は、その水面下の要因を「本人の特性」と「環境要因」の相互作用としています。「本人の特性」と「環境要因」のアセスメントを重要視し、そのアセスメントとプランニングのための氷山モデルシートを作成しました(シートはこちら※)。
※活用、記入に関しては書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』(104~105頁)を参考にしてご活用ください。
自閉症支援の中で氷山モデルは、哲学や理念でとどめるのではなく、また机上の空論にしないで活用することが重要です。そのために私は氷山モデルシートを作成し実践の中で活用できる形にしました。
●書き出すことで活用につながる氷山モデルの視点
『フレームワークを活用した自閉症支援』の氷山モデルシートでは、行動と、要因となる特性、環境要因、本人の経験や気づきを観察と考察によって書きだします。その書き出したもから考察を続け支援計画につなげていきます。
書き出すことは重要なプロセスです、必要な情報を抽出し、不要な情報を消すこともできます。
書き出した氷山モデルシートを、支援ミーティングや地域での研修で活用することで、地域支援体制の中で氷山モデルの意識が広がり、浸透していきます。
>>>セミナーでの氷山モデルを活用して具体的にディスカッション
氷山モデルシートはワークシート集ページからダウンロードできます(こちら※)。
※活用、記入に関しては書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』(104~105頁)を参考にしてください。
より氷山モデルシートをイメージしていただくために講演・セミナーでは、『氷山モデルで要因になるHP用特性×要因になる環境・状況×記憶』イメージ図を配布しています。
【氷山モデルで要因になるHP用特性×要因になる環境・状況×記憶】
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