自閉症の人にとって、曖昧で見通しをもてない自由時間は得意ではありません。
なのに支援者の中には、本人の行動障害と、その対策としての安心を理由に何もしない曖昧な休憩の時間を多く取られます。
それは反対に不安を高めます。
曖昧な設定の中で、不安が高まり、行動面にでる、さらに活動を少なくし、曖昧な自由時間を増やす悪循環がつづく事業所もあります。
いくつかの行動障害は、曖昧な自由時間に見られます。
活動が曖昧ではっきりしない時間を、適切ではない方法で埋めたりされる方もいます。
物の配置、人の動きなどのこだわりも強くなることもあります。
「安心が大事(第一)」であることが、活動を具体化しない理由にはならないのではないでしょうか?
「安心が大事(第一)」として活動を具体化しないことが、安心とはほど遠い状態になっていることを気づく必要があるのではないでしょうか?
具体的な余暇や活動の設定が、安心のある生活と質の高い生活につながります。
◆8月1~2日 NPO法人陽だまり 自閉症教育・支援フレームワーク2デイセミナーin霧島
http://bouzan-note.com/event/3333.html