親戚の家に行った時の自閉症の人への支援について書いています(まずはこちらをご覧ください)。
本日は、親戚の家でおこるパニックなどの緊急事態の時の対応に関して書いて起きます。
親戚の家では、見通しがなかったり、変化がなかったりと、混乱する要因が想定されます。
強く混乱したり、パニックになる場面も起こります。
その時の対応を整理しておきます。
1.安全を確認し・安全を確保する
強い混乱やパニックの時は、本人に介入する前に、まず周囲の安全を確認します。
周囲の壊れそうなものを違う場所によけたり、見えないように隠したりします。
もしも、その場所で安全が確保が難しい時は、シンプルな部屋に安全に確認しながら移動します。
2.周囲の人との距離を確保する
周囲の人がいれば、簡単に事情を説明して、距離を保ってもらいます。
親戚の家では、みんなが心配して集まったり、対応したりすることが想定されます。
そこで、親戚の皆さんに協力をお願いし、距離を保ってもらいます。
事前に親戚の方には、パニック時の解説をしておいても良いと思います。
3.カームダウンエリアに移動する
本人の介入は少し落ち着いてからになります。
無理に介入することは、さらに混乱を生みます。
状態をみて少し落ち着いたところで、前回お話ししたカームダウンエリアと設定した場所を活用します。
※カームダウンエリアは、まずは落ち着いた時間帯で活用し、習慣化しておくことが大切です。その習慣がない場合は、この段階ははぶきます。少し落ち着いてから次の通常の活動に戻ります。
4.通常の活動に戻ります。
全体としての落ち着きが見られてら、通常の活動に戻ります。
強い混乱やパニックがあっても、親戚の家で大丈夫の経験をすることが大事になります。
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