●組み立てオモチャを使った社会性・対人関係のアセスメント
様々なパーツを組み立てるオモチャは幼児・学齢前期の【社会性・対人関係のアセスメント】として有効な題材です。
ここで言うアセスメントは、身近な道具を使って行うインフォーマル・アセスメントです。
社会性のアセスメントは、特に接近・並行・共有・協力・交代等の気づきがどの段階を観ていきます※1。
活用するシートは、自立課題アセスメントシートです。確認項目ごとにアセスメントの内容を書き出します。※2
オモチャ選びで大事なことは、自立的に遊べるものであることです。
※1:社会性のアセスメントに関しては 、書籍『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』 の88頁から96頁で解説しています。
※2:自立課題アセスメントシートの活用の仕方は、書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』の88・89頁から 78・79頁で解説しています。
では、ポテトヘッドを活用したアセスメントリストをご覧ください。
関連記事:社会的な気づきの段階のアセスメントから機会を設定しよう
【組み立てオモチャのアセスメント(社会性・対人関係編)】
- 周囲に他の人がいても遊べる
- 目の前の人もポテトヘッドで遊んでいても認められる
- 目の前の人が同じパーツをつかっても認められる
- 目の前の人が自分のイメージと違った組み立て、行動をしても認められる
- 同じ容器に入ったパーツを共有で使える
- 同じ本体を共有でパーツをはめる
- 同じ本体に協働でパーツをはめる
- 同じ本体を交代でパーツをはめる
- 他の人の行動、できあがりに関心をもつ など
※上記のデータは書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』 の
書き方等の解説を参考に使ったください。
このアセスメントの時にはちょっとした事前準備や工夫が必要です。
- 自立的に遊ぶことができるオモチャを準備する
- できれば本体が2つあると良いです
- 一緒にやりながら真似をする
- 一緒にやりながら違うことをしてみる
- 一緒にやりながら少し滑稽な完成を見せる
- 本人が欲しそうなものを支援者が使って見る など
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