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本丸支援と外堀支援を使い分けよう!

2021年1月7日
by mizuno
ADHD, 自己認知支援, 自閉症, 行動支援
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20210107_191855

支援、とくに行動支援や自己認知支援などの介入の場合には、その内容や状況によって本丸支援と外堀支援を使い分ける必要があります。

課題を城にたとえて、本丸から攻めるか?外ぼりを埋めてからいくか?の2つの判断を解説します。

 

●本丸支援について

本丸支援は、課題になっていることの内容や題材を直接的に介入することです。

課題によっては、あまりに介入が実際の内容・題材(本丸)から離れると効果がない場合があります。その時は本丸支援が重要です。

例えば、重度の知的障害と自閉症の特性を持つAさんは、自分に関係ない部屋の照明のスイッチをオフにする行動が課題になっていました。

そこで、支援者は、氷山モデルシートで分析して「曖昧な時間が多い・余暇活動がない」という要因に着目し、活動の一環として本人の好きなパズルを始めました。

曖昧な時間を具体的な活動にしたことはいいのですが、この時点でパズルを始めたからといって非常ベルを押すのがなくなるかというと難しいのです。習慣化し、強い衝動性の影響もあります。

関連はあったとしても、このパズルはあまりに本丸の課題から離れているのです。

ここは本丸から直接支援する支援が必要になります。例えば、照明のスイッチにNOマークなどの指示があるカバーをしたり、リモコンタイプにして届かない場所に管理するなどの対策です。

その他の例・・・

  • 癇癪や自傷・他害・・・まずは見通し(受容コミュニケーション)と表出コミュニケーションの設定
  • 自立エリアで隣のメンバーが気になる・・・まずは追加での刺激の統制。指示や設定の見直し。
  • 要求を伝えることができない・・・言葉、形態よりも、まずは(代替コミュニケーションを使ってもいいので)要求を伝え、伝わった経験。

 

●外堀支援について

外堀支援は、課題になっていることの内容や題材からではなく、違った内容や題材からスキルや習慣を教えて少しずつ直接的な内容・題材にしていく支援です。

直接的な内容や題材では、本人が強いイメージが強すぎて(好きすぎたり、嫌いすぎたり、すでに習慣になっていたりなど)難しい場合があります。

そこで、その教えたいスキルや習慣を本人がまだイメージが強くない内容や題材で実施し、スキルや習慣ができてから、少しずつ実際の課題になっている内容や題材、状況でも実施していきます。

例えば、

  • 終われない好きな内容からではなく、本人にとってどうでもいい活動から終わりボックスを教える
  • 活動などの変更を好きな活動や嫌いな活動ではなく、本人にとって強いイメージのない活動から行う。
  • 一番や勝ちに注目しすぎることでは、本人があまり意識していないことから事例を踏まえたり、本人以外のお友達が実施している部分で事例を踏まえ対応等を解説する。
  • 社会的状況で混乱した時に、その場で状況説明するのではなく、1対1の勉強や相談の時間で設定する。

 

●どっちか?それとも両面か?

課題の内容や本人や周囲の状況に応じて、本丸支援か?外堀支援か?考えていきます。

しかし、多くの場合、両面の視点で考えることが大切になります。

なので、1つの課題のプランを立てる時には、多角的なアセスメントが必要になります。

 

 

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