活動、課題を教える時に「できればいいでしょ」という雰囲気の支援者や学校の先生の言動を感じすることがあります。本当でしょうか?
例えば、本人にあわせた視覚的支援が足らない時に支援策、先生にフィードバックすると、「そんなの無くてもプロンプト(手がかり)で教えるから大丈夫じゃないですか」という発言を聞きます。
しかし、例えできるようになっても、本当の意味での成功体験にはつながっていない場合があります。
●指示待ち、プロンプト依存になっている
教えたときのプロンプト(手がかり)※がないとできない場合があります。
※視覚的指示以外の手がかり
それは本当の意味での成功体験にはなりません。間違った学習になります。
●同じような内容を他の場面でできない
同じ活動、課題が1つの場面ではできるが、他の場面ではできないことがあります。
どんなにその時だけ無理に教えてできるようになっても、他でできないのであれば自立とはいいにくいです。
●指示や材料、道具が変わってもできる
1つの概念やスキルを無理に教えても、指示の内容や位置、材料や道具が変わったら理解できない活動できないのであれば、本当の意味で概念やスキルを身につけたとは言えません。
●将来につながる成功体験ではプロセスも大切
上記のように、見た目だけの「できた」という成功体験はある意味「見せかけの成功」にしかなってません。
どんな状況でも、どんな場面でも、応用的にも、また人から指示に依存することなく、自立できる将来につながる成功体験では、教えるプロセスが大切になります。
将来につながる教え方については、書籍のプロセスを丁寧に実施していただくことをお勧めします。
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