自閉症の方への教育・支援の中で、
「具体的に伝えることが重要」とよく言います。
しかし、具体的に伝えるって本当に難しいですよね。
私自身、たくさんの指導・支援上のうまくいかなかったエピソードをもってます。
具体的に意味を理解してもらえなかったり、逆に具体的に取り過ぎて、柔軟な意味が伝わらなかったりしたことがあります。
イラストはよくあるエピソードなんですが。
「もうちょっと」と言う意味が曖昧で何を指すのかイメージできない。
そこで、「4時に帰るよ」って伝えると、今度は4時ぴったりになったら帰らなくてはいけなくなる。
だいたい4時ごろって教えるといいのですが、「ごろ」って言うのが難しい。
幅のある視覚化された指示の活用や、事例を通して教える必要があります。
本人が視覚的にイメージしやすい、例えば絵で範囲を教えるという方法が必要になります。また、それを数個の事例でおさえることも大切になります。
自閉症支援で、具体的に伝えるって様々な部分で気を配らなくてはいけないくなります。
※この記事は、BLOGで書いたものの再アップですが、実は、再々々々アップです。私自身が、いつも「具体的って?」と考える時に振り返る記事です。
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