先日、大判『自閉症特性カルタ』を使った研修をwebサイトで公開しました。今回は大判『自閉症特性カルタ』ではなくwebサイトで公開しています通常版『自閉症特性カルタ』を使った研修の準備と進め方を公開します。2・3人の職員orサークル研修でもできますので、是非ご活用ください。※自閉症カルタを使った研修は、個人、事業所の研修又は非営利の地域研修等に限ります。営利目的のセミナー、商品等に関してはご遠慮ください。スライド等に内容を入れた講演・セミナーはご遠慮ください。
●研修の目的
この研修の一番の目的は、自閉症の特性について考える機会にしてほしいことです。一応、ガイドラインとしての解答例もありますが、正解をだすことよりも、「あるある」とグループ内や会場で会話をすること楽しんでください。
●準備
- 通常版『自閉症特性カルタ』 ※カルタの作成はこちらをご覧ください
- 付箋紙(2cm×10cm程度)
- 書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』又は『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』を各グループに1冊以上
- 自閉症特性カルタ研修用氷山モデルシート
※複数のグループで研修を行う時は、いくつか特性カルタを作るか、1つのカルタを分けて使ったください(文字カード、絵カードをあわせてください)。
>>>通常版『自閉症特性カルタ』作成についてはこちらをご覧ください。
●ステップ1:『自閉症・発達障害特性の手引き』『氷山モデルシート』の解説
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』又は『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』の【自閉症・発達障害特性解説の手引き】、氷山モデルシートの解説をします。
ステップ2:各グループで自己紹介・「あるある」のディスカッション
各自の自己紹介を行ったあと、読み上げたカルタを取る役割を決めます。絵カルタをグループで広げます
ステップ3:グループで1つのカルタを選ぶ
グループで盛り上がった、ある程度特性イメージが強いカルタを1つ選びます。選んだカードを自閉症特性カルタ研修用氷山モデルシートの上の枠に載せます。カードの内容を咀嚼して行動に置き換えてください(例:わカード「すべての指示に拒否反応がでてしまう」)
>>>通常版特性カルタ演習用氷山モデルシート(PDFダウンロード・印刷してください)
ステップ4:氷山モデルシートに関連する特性と環境要因をあげる
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』又は『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』の【自閉症・発達障害特性解説の手引き】を参考に関連する特性と環境要因を付箋紙に書きだして特性と環境要因の欄に貼ります。
ステップ5:支援計画を立てる
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』又は『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』の【自閉症・発達障害特性解説の手引き】を参考に支援計画を付箋紙に書いて貼ります。
よろしければ当日の研修の様子を写真つきで、実施報告をいただけると幸いです。
●特性をアセスメントするスキルはたくさんのエピソードとの出会い
自閉症の支援にとって自閉症の特性を理解し、そしてアセスメントすることは重要なスキルです。その一番の研修はたくさんのエピソードに出会い、それを自閉症の特性のフィルターで考えることです。今回の研修は、その1つになると思います。1つ1つのカルタを自閉症の人の出会いされて、書籍の『自閉症・発達障害特性解説の手引き』を参考にしながら、特性と関連する環境要因を書き出すことがきっと良い研修になると思います。
●関連のリンクです
★青本『フレームワークを活用した自閉症支援』はこちらから(エンパワメント研究所)
★緑本『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』はこちらから(エンパワメント研究所)
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