※写真の記入例は架空のものです。保護者が書いたシートではありません。
●「教え方のコツ」の保護者学習会の報告
昨日は、児童発達支援センターぐるんぱの保護者学習会でした。
- 内容は教えるコツです。主には以下の内容でした。
- これまでの復習「発達障害の特性理解」なんと10分で
- 教える時の環境設定と工夫について
- フェードアウトのコツについて
- そして今日の目玉!自立のアセスメント演習
皆さん、熱心に受講していただきました。
今回は受けもよく、目玉の「自立のアセスメント演習」で使用した『自立確認シート』の使い方とコツを公開します。
●自立確認シートの記入の仕方
今回つかった『自立確認シート』は、お子さんに教えたい内容を、細かく分けて(課題分析して)、「できる部分」「もう少しの部分」「できない部分」「未実施」を評価するシンプルなシートです。つけることで、どこを見守り、どこを教えて、どこを支援して、どこをアセスメントするのかを確認するものです。
自立確認シートの記入は以下です。
- お子さんに自立させたい内容=活動を書きだす
- 自立させたい活動を工程や細かいスキルに分けて記入する(上の写真参照)※1
- 「できる部分」「もう少しの部分」「できない部分」「経験していない」に丸〇をつける
なんと以上です。
【自立確認シート・PDFはこちらからダウンロードしてください】 ※2
●自立確認シートの記入後の方向性の確認(活用)
『自立確認シート』の記入後の方向の確認(活用)はシンプルです。以下のポイントで教える時に参考にしてください。
「できる部分」・・・見守ってください(支援しない)、スキルを活用します
「もう少しの部分」・・・教えてください。介入の段階は個別で調整します
「できない部分」・・・手伝ってください。支援してください。教えない部分です。
「経験していない」・・・アセスメント=やってみて観察します。その時の評価後上のポイントで進めます。
※1:自立させたい活動を工程や細かいスキルに分けて書き出す課題分析は、少しイメージが難しいです。記事トップの写真、書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』77ページを参考にして書いてください。
※2:自立確認シートの活用は個人、又は非営利な小さな規模の親の会、事業所の保護者勉強会等、事業所職員研修の範囲でお願いします。
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