自閉症やADHDをもつお子さんと兄弟姉妹の育児で重要なアセスメントがあります。
それは「できていること(活動)」「もう少しでできること(活動)」「できないこと(活動)」です。
自閉症やADHDをもつお子さんだけではなく、ハンディをもたない兄弟姉妹でもやって欲しいアセスメントです。
●「できること(活動)」を設定し他のことを
「できること(活動)」は、基本はほっておいてもいいのです。少し離れた場所で時々様子を見る程度になります。その時に見守りながら、他のことをするのです。
例えば、自閉症やADHDをもつお子さんと兄弟姉妹が「できること(活動)」に集中しているときは、家事や用事、お母さんのリラックスの時間をつくれるかもしれません。
例えば、自閉症やADHDをもつお子さ「できること(活動)」に集中しているときは、他の兄弟姉妹とおもいっきりスキンシップとったり、何か新しいことを教えたりすることができます。
●「もう少しのこと(活動)」はいつ教えればいいか?
「もう少しのこと(活動)」が自立すれば、「できること(活動)」が増えて、育児もしやすくなってきます。いつ教えたらいいでしようか?
それは、他の兄弟姉妹が「できていること(活動)」に集中している時です。
例えば、兄弟姉妹が「できること(活動)」をしているときに、家具などで兄弟姉妹も見えない、刺激が少ない場所で教えると効果があります。
●できないこと(活動)は手伝う
「できないこと(活動)」をアセスメントし把握することがなぜ重要なんでしょうか?一番大きいことは無理に頑張らせなくてすむからです。
「できないこと(活動)」を無理に頑張らせると不成功体験になってしまいます。
「できないこと(活動)」を把握したら、それを活動に設定しないか、手伝ってあげて一緒にやってみるなどができます。
●部分的にできる部分的にできないことは?
部分的にできて、部分的にできない時は、できるところをみまもってあげて、できない部分を手伝ってあげて、できそうであれば教えながら自立を促します。そのときのコツは、活動の終わりの方から自立させると、達成感や自信がつきやすいですよ。
いかがでしょうか?ご家庭によっては、なかなか難しい場合もありますが、少しでもアセスメントによって育児設定をチャレンジしてみてください。
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