以前、Facebookページ『フレームワークを活用した自閉症支援』のコンテンツ『兄弟姉妹へのメッセージ』に対して、たくさんの「いいね!」シェアー、コメントをいただきました。皆さんの関心の高さに、嬉しさで胸があつくなりました。
今回は日頃、幼児・学齢期の親御さんにお伝えします兄弟姉妹と親御さんの時間をつくるための家庭での場面設定の工夫をお伝えします。
●家庭で必要な4つの場面の設定
家庭の中で、自閉症児も兄弟姉妹も、まだまだ自分では時間を過ごすことが難しい場合、家庭の中で4つの場面を意識することで、双方への関わりや支援がしやすくなる場合があります。以下の4つの内容を参考にしてください。
- 自閉症児が自立的に活動している時間に、兄弟姉妹と親御さんとの時間・場所を設定する
- 親御さんの見守りのつきで、自閉症児も含む兄弟姉妹での活動または場面共有の時間・場所を設定する
- 兄弟姉妹と自閉症児、それぞれが自立的な活動、その間、親御さんは遠目で見守りながら家事などを
- 親御さんと1対1で勉強や遊びをする場面。他の兄弟姉妹は自分で活動する
●親御さんと兄弟姉妹との時間をつくるには工夫が必要です
自閉症児の対応によって兄弟姉妹との関わりや活動ができにくいという親御さんからの相談があります。
簡単なことでは無いかもしれませんが、兄弟姉妹との時間、場所、活動内容を具体的な設定が必要になります。
- 自閉症児が自立的に活動できる内容とその場所が必要になります
- 兄弟姉妹と親御さんとの活動を無視できるぐらいの強く注目できる活動だと良いと思います。
- 兄弟姉妹との活動の内容、場所も工夫する必要があります。自閉症児に影響の少ない場所を選ぶ必要があります。
- 必要があれば、パーテーションや家具を工夫して無視できる状況を作ります。
兄弟姉妹に経験してほしいのは、親御さんを独占、また親御さんが兄弟姉妹だけに注目している(のように感じれる)時間があることです。
時には地域の様々なサービスを活用しても(これまた簡単ではないのかもしれません)、兄弟姉妹の時間を作ってほしいのです。
お父さんとお母さんの役割分担で、その設定を工夫することもできるかもしれません。
兄弟姉妹との関わり、活動は、時間や内容よりも、その時の親御さんが、兄弟姉妹を注目していることが伝わることが大事なようです。
●兄弟姉妹との時間をつくることは自閉症児にとっても意味があります
兄弟姉妹との時間をつくることは、悪いことではありません。
兄弟姉妹にとっても、自閉症児にとっても、親御さんにとっても意味ある時間になります。
一日中、親御さんが関わり続けるのは、自閉症児にとって複雑になることがあります。また、親御さんの依存度合いが高まり、自立することが難しくなります。
日頃から自閉症児が一人でできる活動を見つけることが大事ですね。周囲の専門機関に相談されもいいですね。
親御さんにとっては、日頃からご苦労されている部分を、このように簡単にまとめて、申し訳ありません。参考程度にしてください。
YouTube動画も更新しました。
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