自閉症教育・支援における当事者・保護者の立場で考察するコンテンツです。【シェアを歓迎します】
教育・支援者の「さっき言ったでしょ」 という言葉は時に自閉症を持つ人に混乱を与えます。
自閉症の特性を考え、本人の視点で考えてみてはいかがでしょうか?
自閉症の人の中には指示された内容の記憶を維持する短期記憶・作業記憶の維持の困難さを持つ方がいます。
その上で「さっき言ったでしょう」って言葉は残酷です。
また、「さっき言ったでしょう」という言葉の本当の意味は、
「○○先生が、10分前に 「○○しなさい」って言いました。それをあなたは聞いてましたか?理解しましたか?覚えていますか?」
ということなんです。
字義通り解釈し、整理して考えることに困難さをもつ自閉症の人には、丁寧な情報提示が必要になります。
私が大事にしているポイントは、
- 記憶の維持ができるように工夫する(視覚化した情報は記憶を補う)
- 5W1Hで伝える
- 何を期待しているのかを伝える
- 本人にわかる情報・形態で伝える
- 本人のわかる量で伝える
- 整理した状態で伝える など
です。
<記憶といつを補った手だて>
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