●コミュニケーションはキャッチボール
よくコミュニケーションはキャッチボールに例えられます。
コミュニケーションは、
相手にメッセージを伝えること
相手からのメッセージを理解すること
そして、相互にやり取りを繰り返すこと の3つがあります。
一方通行ではなく、
キャッチボールのように、
投げ合いながら進めます。
時には相手にあわせて投げ方を調整もしますよね。
●自閉症の人のコミュニケーションの困難さ
自閉症のコミュニケーションの困難さは、
相手にメッセージを伝えること、
相手からのメッセージを理解すること、
やり取りの中で全体をつかみ、そして調整すること、
3つの要素で困難さをもちます。
受容・表出・相互交渉の3つのコミュニケーションは、それぞれでアセスメントし計画することが大事です。
私が大事にしている方向性ですが、
受容コミュニケーションでは、理解・基本のアセスメントを通して、個々に何が分かるか?何が分からないか?をアセスメントする必要があります。計画では、課題や活動、様々な見通しなどを、どんな情報を使って伝えるの方向を決めていきます。
表出コミュニケーションでは、文脈(どこで・誰に等)、機能・内容、形態などの視点でサンプルをとりアセスメント情報をまとめます。計画では、スモールステップで文脈、機能・内容の幅を広げていきます。教え方のステップも個別化します。
相互交渉のアセスメントは、シンプル又は複雑な社会的な場面での、本人の情報の注目、情報の整理統合をアセスメントします。情報のキャッチ、情報の発信、総合性の視点でアセスメントします。あわせて社会性のアセスメントの視点での観察も重要です。計画では、情報収集、情報の分析、情報のコメントなどの機会を「いつ」「どこで」「何を」「どのうように」などを具体的に設定します。
書籍『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』では、理解のアセスメント、表出コミュニケーションのサンプルの取り方、社会性の段階のアセスメントについて掲載しています。
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