個別支援計画※をコマのイメージでお伝えしています(詳しくは書籍をご覧ください)。
その中で生活上の内容や課題を重視する視点といてコマのバランスがあります。
※個別支援計画は障害福祉等の用語です。教育では、個別の教育支援計画、個別の指導計画の部分になります。
例えば就労支援の中で、働くことばかりに着目しても上手くいきません。
居住生活が安定して豊かになることも重要ですし、
余暇・遊びは仕事をガッツリ支えてくれる目標にもなります。
また曖昧な休憩時間を具体化することも考えなくてはいけません。
一人ひとりが、より豊かな地域生活を送るためには、地域活動や文化的な活動を組み込むことも重要です。
佐賀でソーシャルクラブと言える『まちかどネットワーク三輪社』という余暇支援サークルを作ったのですが、
最初の効果として出てきたのは三輪社で使うお金の意味を気づくメンバーが増えたことです。
それまで、作業所等でもらった工賃にあまり関心をしめさなかったメンバーが、工賃を自分で管理するようになったメンバーもいらっしゃいます。
昨日、紹介した4つの生きる活動(生活)の中で1つに偏るんではなく、個々の特性や状況にあわせてバランスをとっていく必要があります。
均等にするのではなく、あくまでバランスをとっていくこと、個別化することが重要です。