●自閉症教育・支援で大事な6つの視点
自閉症教育・支援は本当にクリエイティヴでないといけに仕事だなぁ~。奥深くて、実践にも、そのための学びにも終わりがないなぁ~。いつも感じます。
私は、今の職場でも、これまでの職場でも、恵まれた環境があり学び続け、実践し続けさせていただいています。
ただ、学び実践すればいいわけでないと私は考えます。不変的な軸になる部分を持ちながら実践することで、始めて意味あるスキルアップの積み重ねになります。
私の不変的な軸はジャック・ウォール先生から教えていただいた自閉症教育・支援の6つの視点です。これに出会う前と出会ったからの私の実践や研修は大きな違いがあります。目的を明確にし、ブレてはいけないポイントが整理されています。
- 自閉症(・発達障害)の特性を軸にする
- 個別化する
- アセスメントから始める
- 実証された方法を使う
- 自立が目的とする
- 親やチーム間の協働を重視する
上の6つを自分の実践やスキルアップのものさしとして、常に確認をしながら進めます。
●6つの視点で職員研修を考える
6つ視点は実践だけではなく、スキルアップにつながる視点です。職員研修の枠組みとして効果があり、私も古くからこれを職場や地域、セミナーの研修の枠組みとしてきました。
自閉症教育・支援をより創造的な仕事にするためにはこの6つの視点をスキルアップの視点でスライドにしました。さらに深めたい方は、是非、書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』22~25頁と書籍『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』7~9頁に解説を載せています。
●手のひらで1日の支援を振り返ってみましょう
これまでもwebサイト、講演等でご説明しました。6つの視点は、振り返りにもってこいのツールです。イラストをイメージして手のひらを広げ一日の支援を振り返ってみてはいかがでしょうか?
1.一日の中でどんな特性を観察できたか?自閉症の特性を軸としていたか?
2.一人ひとりの個別化を意識した?実施できたか?
3.今日実施した観察したアセスメントで何がわかったか?アセスメントからはじめているか?
4.今日の支援の根拠はあったか?どんな根拠か?
5.今日観察できた本人の気づき・自立・般化(応用)は?
6.親御さんやチームとポジティブにコミュニケーション・協働作業できたか?
冗談半分、本気半分でアイデアをいいますと、自立課題アセスメントシート又は自立度チェックシートに上の項目を書いて支援の「できた」「もう少し」「できなかった」をチェックしてみてはいかがでしょうか?
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