2017年2月18・19日北九州市ヘルパー研修として発達障害へ支援に関する実践的セミナーがありました。私にとっては毎年の恒例であり、ABC研究所の今本繁先生とのコラボレーションでもあり楽しみにしている研修です。
北九州市基幹相談支援センターのスタッフの方が縁の下の力になり、充実した研修になっています。
●視覚的支援の設定
今回も多くの視覚的な支援と環境設定、課題の設定を設定しました。
一日の活動の見通し、1つのエリアでの見通し、課題や活動の見通し、様々な空間の境界を視覚的に設定しました。
そのことにより自立的な活動につながることを受講された皆様にも伝わったと思います。
●視覚的支援は柔軟さと自尊心を育てる
視覚的な設定を否定的な、そして実践されてない人によっては、
「自然ではない視覚的支援では、将来の柔軟さを教えられない」と思われている方もいると思います。
しかし、今回の研修でも、その他の実践でも、視覚的支援を使った方が柔軟さにつながるように感じ、自然な状態にこだわり視覚的指示を使わない方が人の指示に依存したり、ぎこちない思考と行動になっているように感じます。
視覚的支援は、指示に注目する機会を作り、自然な指示(ナチュラルキュー)への注目も進んできます。
なによりも、人から動きや指示に依存しないで、自信をもった行動につながっているように感じます。
今回も、上記のことを新ためて確認できる研修となりました。
参加の皆様、北九州市基幹相談支援センター、スタッフの皆様、今本先生、そして協力いただいたご家族の皆様、ありがとうございました。
今回も今本先生とたくさんお話しができました。来年度、ABC研究所と「フレームワークを活用した自閉症支援」のコラボ企画の話もでました。是非とも実現したいです。
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