●アセスメントツールの作成用データを公開します
「フレームワークを活用した自閉症支援」では、事業所や学校でできる支援スタートのためのインフォーマルアセスメントとして、『特性アセスメント』と本人がどんな情報を理解しているのかの『情報理解のアセスメント』を推奨しています。アセスメントについては、「アセスメントの解説」で様々なアセスメントについて解説しています。
今回、「とりあえず」の簡易版アセスメントツールの作成キットをホームページで公開しました(9月22日に内容を一部追加・修正しました)。必要な道具は100円ショップで購入可能、作成キットのファイルを印刷し切ってラミネート加工して作成できます。箱は、商品が無くなる恐れがあるために、自分で作成するようにしました。写真を撮ったり、絵を描いたりする必要がありません。
ダウンロードして、完成イメージの写真を参考に作成してみてください。
一袋にまとまる簡易版アセスメントツールです!
アセスメントした内容を記入するシートは、【情報理解・基本スキルアセスメントシート】です。こちらから・又はワークシートのページからダウンロードしてください。エクセルデータはこちら。※リンク先のファイルは簡易版のアセスメントツールでアセスメント可能は項目を太枠で囲んでます。
以下の画像をクリックしてもダウンロードできます。
完成イメージ
印刷イメージ
【必要な物・道具】
- 鉛筆(一本を半分にする)
- キャップ(2個)
- 卓球ボール(2個。転がりやすい。検討中)
- クリップ(2個)
- 紙(A4を二回折ってA6サイズにする)
- デコレーションボール(10固。チップになるものならなんでもいい)
- 瓶(ピンポン玉が入るもの)
- ホワイトボードマーカー(黒)
- ジッパーつきのフリーザーバッグ(袋)
- 面ファスナー(ベルクロ、マジックテープ)
- カラープリンター
- ラミネータ、ラミネートシート
- ハサミ、カッター
※写真理解のアセスメントの写真を参考に購入してください。
●写真理解のアセスメント
- 見て同じ物を指す、又は渡す
- 簡単な完成見本どおりにする
- 同じ場所に具体物・完成品を置く
●絵の理解のアセスメント
- 見て同じ物を指す、又は渡す
- 簡単な完成見本どおりにする
- 同じ場所に具体物・完成品を置く
●単語・文章理解のアセスメント
- 単語:見て指示された物を指す又は渡す
- 文章:見て指示されたようにする
●リストを使用するアセスメント
- リストで指示された物を箱の中に入れる
- 文章:リストの指示の手順を実施する
●言語理解のアセスメント
- 言語で指示された物を指す又は渡す
- 言語で指示されたように実施する
- 言語で指示されたことについて説明する
- 指示された内容で会話する
●色理解のアセスメント
- 色を見て何色か答える
- 指示された色を指す又は渡す
- 同じ色の場所に置く
●形理解のアセスメント
- 形を見て何の形か答える
- 指示された形を指す又は渡す
- 同じ形の場所に置く
- 形にあわせて正確に置く
●1対1の対応のアセスメント
- 1つの印に1個をチップをおく
- 指示された個数を準備する
- 個数を数えて言う
●終わりのアセスメント
このアセスメントツールでは、いくつかの終わりアセスメントができます。
- 先生が指示したら終わり
- 材料が無くなったら終わり
- すべての印にチップを置いたら終わり
以下は情報理解アセスメント用の箱(具体物)です。
【使用上の留意点】
※個人または、事業所、学校、地域内の実践の範囲でご活用ください。研修等のご利用は、ご遠慮ください。
※書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』または『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』を参考にしてご活用ください。
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