まずこちら:「複数のことをいっぺんに教えない工夫」【その1】 【その2】
自閉症・発達障害の人は、複数のことをいっぺんに処理することが得意ではありません。そこで指導や支援の時に、複数のことをいっぺんに教えない工夫が必要になります。
自閉症・発達障害児・者への教育支援の中での工夫を数回にわけて紹介しています。
今回は。。。。
【課題だけに注目できように工夫する】
自閉症・発達障害の人は注目することに困難さがあります。
課題を設定が、注目しにくい状況になっていると、そのものの課題と注目する課題の二重課題になってしまいます。
そこで課題そのものを注目しやすくするための工夫が必要になります。いくつかの例を提示します。
例1) その課題の指示や材料を明瞭にする
色のコントラストやハイライトをつけることで明瞭化になります。
「順番にネジをはずす」を明瞭化
例2) 関係のない部分を見えなくする(課題の中の刺激の統制)
不要な情報を無視できるように統制します。
「オーディオを聞く」課題で、関係のないボタンを隠す
例3) 材料などを整理した状態で設定する
全体を一体型にしたり、材料や道具を容器に入れたり、ベルクロで固定したりします。
一体型にして、課題(色の分類)だけに注目しやすくする
まずは、課題そのものに注目できる状況をつくることが大切です。
課題そのものに注目できる状況を明瞭にすることで、
課題の指示・内容とその他の情報を分けることができます。
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