(前書)今回は、NPO法人 践士会 IETの安川さんにフレームワークを利用して良かった視点を書いていただきましたので、写真とあわせてご覧ください。
私が以前勤めていた会社で、サービス提供責任者として勤務することになった時の話です。
当時の私は、初めて現場の管理を任される立場になった事から、現場チームを新たに形づくって、尚かつ同じ目的(ミッション)にむかい、有機能的に運営(課題解決等)していくことの難しさ、つまりチームビルディングの難しさに直面していました。
特に利用者支援については、上司や他のスタッフに何度言っても、方法やその根拠(アセスメント等)が伝わらないまま、統一性のない利用者支援を展開してしまう日々が続き、時には自分がスタッフに話す内容さえ、ブレてしまうことがありました。
もちろんビジュアル化してみても、自身のフレームに統一性がない為、伝わらない時もありました。今になって分かったのは、どんなに熱を帯びた言葉でも、実際に相手にとってイメージできない言葉は、意味が無いということでした。
【明確な境界の提示/ IET小倉南】
そんな時、水野さんの研修に参加させて頂き、フレームワークという概念の重要性に改めて気づかされました。
私が受けた研修では、チームビルディングに必要不可欠なフレーム(大枠)が整理されていて、尚かつ利用者支援に携わるスタッフ間での共通された視点や、サービス提供までのプロセス、その後のプロセス等がしっかりと順序立てられ、ビジュアル化されていました。
それ以降、自分のフレームを見直し、共通化された言語や視点、そしてスタッフで同じフレームを使い、同じようなイメージを共有するようにしました。その結果、利用者の方への支援が統一され、チームの質が向上していくプロセスを実感できました。
今では、水野さんに教えて頂いた事等を念頭におき、共通化されたフレームを使って、スタッフ間のイメージ・プロセスの共有、前段階の基本的な障害特性の理解等を整理したうえで、チーム一体となって、利用者の方への支援を展開しています。
文:NPO法人 践士会 IET(あいえっと)小倉南(放課後等ディサービス)
児童発達支援管理責任者 安川渉寛(やすかわさだひろ)さん
※一番上の写真の後ろ列、こちらか見て右から1番目が安川さんです。
水野コメント:北九州には気持ちのある若い仲間がたくさんいます(Nさんも入ってますよ)。フレームワークを作った時に、こんな若い世代が自信をもって意味ある実践をすることが1つの大きな目的でした。そして、地域の中で重要な役割をもつチームを作ることも大きな目的です。安川さんや事業所の皆さんの活躍期待します。
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