今年度の行動支援・自己認知支援のワークショップ終了しました。広島・佐賀・霧島の参加の皆さんありがとうござます。
またアンケートでは貴重なご意見ありがとうございます。主なアンケートにお答えします。※写真は広島・佐賀・霧島3会場の様子です!
「氷山モデルを活用して自己認知支援をしていく考え方にとても共感できました」
●自己認知支援をする上で事前のアセスメントは重要ですね。自閉症教育・支援フレームワークのワークショップでは、視覚化したアイデアの技術ではなく、その事前のアセスメントを重視しています。氷山モデルは状況を整理するのに役立つシートになっています。
「プロセスが大事という話がよかったです。」「視覚的支援の提示に気を取られ,肝心な支援のプロセスが足りないことに気付くことができました。」
●多くの行動支援・自己認知支援で視覚化したアイデアが重視されていますが、あわせて本人に指導・支援するプロセスも重要です。視覚化したアイデアを見せれば解決するのではなく、気づき、学びも事例を通して深めることが大事だと思います。
「個別化して、意味ある内容で具体的に伝えることの大切さを強く感じました。」
●「具体的に」とか「意味ある内容」は、個別で違いますし、イメージしにくいものです。その部分を感じていただいて嬉しく思います。講義でたくさんの事例を伝え、そして実際に演習でやってみるのが自閉症教育・支援フレームワークのワークショップで大事にしていることです。
「(フレームワークシートで)文字にすることでより明確になり,他の職員や親と共有もできると思いました。」
●本当にそうですね。書き込むことの意味はそこにもあります。よくチームで「協働のシナリオ」って言います。書いてあることで、同じ視点につながります。そしてディスカッションにも役に立ちます。
「今年度の水野先生の講座はとても分かりやすかったです。」「行動支援、自己認知支援は前に受けたものよりも充実した内容になっていたように感じました。水野先生の中で整理されてきたのでしょうか。分かりやすかったです。」
●ぎゃははははは(失礼しました)、本当にありがとうございます。少しは私も成長しているのでしょうか?たくさんの受講生の反応を参考に少しずつ改善させていただいています。どうしてもたくさんの情報になってしまって聞きにくい部分もありますが、よろしければ繰り返し受講してください。来年の基礎セミナーでは、新しい事例を活用します。これまで受講した方も楽しく学んでいただけると思います。今年は本当に私もワクワクの研修でした。
「具体的にアセスメントしてみたいと思っていますが,実際に見たことがないので自信がありません。」
●自閉症教育・支援フレームワークのワークショップでは実践を切り出した演習になっています。ビデオや実際に1体1でアセスメントを実施していますが、なかなかイメージできないかもしれません。来年度はより実践場面をイメージしてもらる研修にしていきます(実際のアセスメントの準備等は自立支援フレームワークの研修を受けてください)。
※この写真は宮崎の自立支援のワークショップの様子
「実演しながらグループワークを行うことで、すごくわかりやすく受けることができました。」
●グループワークは、自閉症教育・支援フレームワークの楽しさでもあり、難しさでもると考えます。最近は付箋紙を使った形にしてグループワークもシンプルになってきました。他の研修よりも辛口のフィードバックが多いのですが、皆さんポジティブに楽しく受講していただいてありがたいです。
「毎回参加させていただいていますが、新しい発見、勉強になります。」「ディスカッションし、考え方、捉え方の違いや新しい発見があり楽しかった。」
●自閉症教育・支援フレームワークのワークショップは、本当にリピーターの方が多いです。毎回、その理由を聞きますが、やはり「新しい発見がある」と言う意見が多いようです。実は、私自信が毎回発見があります。よく観察するとわかるのですが、講義をしていて興奮したり、「あっ!」って顔をしている時は新しい発見の時です。今回の霧島の研修会でいいますと「長期記憶と自己認知支援」の部分と、接触の事例の解説の時にかなり興奮しています。
「難しい部分がありました。」「少しついていくのが大変でした」
●ありがとうございます。色々工夫していますが、毎回反省の連続です。今後も良いワークショップ設定に精進いたします。よろしければ、懲りずに参加いただいてください。そして私やグループの方とディスカッションしてください。