「できなかったこと」ができるようになると、不必要な介入をさけ、見守りをおこないます。
しかし、これはゴールではありません。自立への1つの過程にすぎません。
では、その見守りの後に何があるのでしょうか?またどこがゴールでしょうか?
例えば、見守りをする支援者と本人の距離を離すステップがあります。
状況によっては、その部分に関しては自立したとして判断し見守りも無くしていきます。
ただ、継続的な支援が可能であれば、その部分の自立に関して時々確認することもします。
その時に自立していた部分が、自立してないと判断すれば、また教えるプロセスに戻ります。
1つのスキルや活動を1つの場面だけでできても自立とは言えないし、終わりではありません。
様々な場面、様々な状況でもできることが本来の意味での自立になります(それが大きなゴールです)。
そのプロセスのことを般化と私たちは言っています。
様々な場面は、教室の中の様々な場面、事業所内の様々な場面、多目的なコミュニティスペース、そして地域をさします。
様々な状況は、例えば「材料の素材が変わる」「道具が変わる」「似通っている活動」をさします。
支援者、先生と一緒にできていること、見守りのなかでできていることが、本当の意味で自立したスキルになっているかは疑問です。
支援者、先生は、この本当の意味での自立の見極めが必要になります。
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